【 2023年10月号】大雨、猛暑、高温多湿 …… ようやく訪れた秋の気配に思うこと
日の出が遅くなったせいか朝方は少し薄暗く、涼しさを感じられるようになりました。気になっているのは雨が少ないこと。8月に種をまいた「人参」は発芽まで適度な水分を必要とするためこまめに水やりをするのですが、今年は「発芽揃い」が思わしくなく、昨年のような収量は見込めそうにありません。
また、水をたくさん必要とする「里芋」にも影響が出ています。本来であれば緑色の葉が大きく生い茂るはずが、今年は茎が短く、葉も黄色や茶色に変色している株が見られます。6月に大雨、7月は猛暑続き、8月も高温乾燥と、息をつく間がないほど、今期は栽培管理の難しい状況が続いています。
※発芽ぞろい:ムラなくいっせいに発芽するさま
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本葉が見えてきた人参。発芽も例年よりまばらです。
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酷暑で変色が目立つ里芋の葉
その一方、暑さが秋まで続くとすれば、温暖な気候を好む果菜類(きゅうり、なす、トマト、ピーマン、かぼちゃ等)の収穫期間を延ばせるのでは……とも考えています。追肥をしながら11月頃まで収穫できるなら、こういった年も悪いことばかりではなくなるかもしれません。秋の虫は元気に鳴き始めました。そろそろ秋の雨が降り、涼しくなることを願っています!
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ハウス内のなす畑
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なすは元気に実っています
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ピーマンも元気です
葉物野菜のレシピやパルグリーンファームの栽培の様子をご紹介しています。ぜひご覧ください。