【2023年度】パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 交付団体 vol.9「コージーカンパニー」の活動を紹介します!
【事業名】森の冒険あそび場による子どもの居場所づくりと担い手育成
▼こうして助成金を活用しました!
プレーワーカー養成講座の開催費用と、プレーワーカーの派遣費用に充てました。
パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。 |
子どもに関わる仕事や日々の活動の中で、地域の子どもの「居場所」が少ないと感じており、多様な居場所づくりをしていきたいと思いました。そんな中、柏市で約5,000㎡の民有林を守ってきた地主さんから、場所を提供していただけることになりました。2021年から森の整備に着手し、2022年4月から「森の冒険あそび場」を始めました。
小学生がひとりでも来られるロケーション
月3回、土曜日に「森の冒険あそび場」を開催しています。会場となっている「寺谷ツ(てらやつ)の森」は、柏市の中でも比較的規模の大きい小学校にも近く、住宅街の中にあるので、小学生がひとりで気軽に遊びに来られるような環境です。ロープやブランコなど、森の樹木や最低限の道具を使った遊具は用意していますが、毎回テーマなどは決めずに参加者が自由な活動をしています。
友人との待ち合わせ場所に使ったり、親子でお弁当を食べたり、お父さんがコマ回しに夢中になったり、小さなお子さんを連れた親子が散策がてら遊びに来ることも…。
プログラムを決めて開催しているプレーパークもありますが、ここでは参加者それぞれの自由です。20~30名くらいのことが多いのですが、ときには50名もの参加者が集まることもあります。
子どもの自由な遊びを支え見守るプレーワーカー
現在、コージーカンパニーの会員7名と「プレーワーカー養成講座」を受講したボランティアが中心となって活動しています。プレーワーカーとは、子どもの自由な遊びを裏方として支え見守る役割です。子どもたちが主体的に遊べるように、安全対策をはじめ環境整備や事前準備、焚火などの大人の手が必要な遊びをサポートしますが、どんなふうに遊ぶかは子どもたちの考えを尊重します。
こうした人材を育てる入り口となるのが「プレーワーカー養成講座」で、2日間にわたり、座学と現地研修を行っています。
情報やノウハウをシェアし、地域でつながる
千葉県内には50を超える団体がプレーパークに取り組んでいると言われますが、そうした団体が緩やかにつながる「千葉県冒険あそび場ネットワーク」から講師やプレーワーカー派遣してもらい、各地の「冒険あそび場」の情報やノウハウの共有をしています。各地の遊び場との連携により、他地域からいらしてくれる参加者もいます。
また、近隣の小学校ではクラフトや焼き芋大会などのイベントのチラシを配布していただいています。今年度からコミュニティスクールを運営する学校運営協議会に参加し、地域での連携を深めています。継続的な活動をしてくれるメンバーを募集しつつ、森とはまた違った環境の新たな居場所づくりにも挑戦していきたいと計画しています。
地域の子どもたちが安心して過ごすことができる居場所を柏市に増やしていきたいと活動しています。お近くにお住まいの方はぜひお子さんと遊びに来てください。また、いっしょに子どもの居場所づくりに取り組んでくれるメンバーも募集しています。お気軽にお声がけください。