• 機関紙

Palnote vol-106 2024年2月3回号掲載【特集】まだまだ寒いこの時季 産直鶏ガラスープにおまかせ

 

「菜の花エッグ」で育った丸鶏を使用

「菜の花エッグ」はパルシステム『産直たまご』の産地のひとつ。房総半島のほぼ中央部、上総の丘陵地で1964年からたまごを生産し、人気商品『産直たまごのふわふわスープ』の原料にもなっています。自然の太陽光と風が入る開放鶏舎で大切に育てられる親鶏ですが、卵を産めるのはわずか2年間ほど。その後も最後まで大切に活用したい、という生産者の想いから生まれたのがこの『産直鶏ガラスープ』です。

明るい光が差し込む「菜の花エッグ」の鶏舎

一般的な鶏ガラスープは、食肉用に肉を取った後の「ガラ(=骨)」を炊き出して作りますが、本商品は肉を残した丸鶏のまま、ひと晩かけてじっくり炊き出します。高温で一気に炊き上げてしまえば早いのですが、高温で炊くと臭みが出ることも。一番自然な味を追求した結果、今の製法にたどり着きました。時間をかけて10分の1ほどの量になるまで煮詰めたものが、メインの原料となる「チキンエキス」です。ゆっくりコトコト炊くことで、肉の甘みが味わえる濃厚なチキンエキスが抽出できます。また、丸鶏を使用することで濃厚で甘みのあるオイルも

 

炊き上がりの新鮮な香りを届けたい

スープを炊いたときに広がる甘く濃厚な香りは、その後の加工で熱が加わると弱くなってしまいます。「なんとかこの炊き上がりの一番良い状態の香りを組合員に届けたい」という想いで、「顆粒製法」にもこだわっています。

ペースト状になったチキンエキスなどの原料を小さな穴の開いた筒状の機械に入れ、内から外に圧力をかけて穴から押し出して粒を作り、ゆっくり低温で乾燥させていく“押し出し造粒”という方法を採用。高温処理をしないので、新鮮な香りをそのまま残すことができます。熱風で水分を飛ばす一般的な製法に比べて手間もかかり、製造に一番苦労しているところですが、せっかくの香りを保つため、時間をかけてていねいに作業しています。

 

素材の風味を生かす味を

鶏自体の風味を生かした味を作り出すため、不必要な添加物は使用せず、炊き出したチキンエキスに玉ねぎやしょうがなどの野菜エキスを加え、最低限の食塩で味をととのえています。

\材料はとてもシンプル/

添加物について

パルシステムでは「添加物にできるだけ頼らない商品づくり」を進めています。独自基準を設け、国が認めている物質であっても使用を制限しているものもあります。食品添加物は品質を保ったり、製造を助けたりするために使用されるものですが、パルシステムでは素材を吟味し、製造技術を磨くことで、実際の使用を400種ほど、国が使用を認めたうちの1/4程度にとどめています。

  • 産直鶏ガラスープ 130g

  • 産直鶏ガラスープ(詰め替え用)100g

  • 産直鶏ガラスープの包材表記

  • 三菱商事ライフサイエンス株式会社 目(さっか)さんのおすすめの使い方

    手軽にだし巻きたまごのように濃厚なうまみの厚焼きたまごが作れます!

鶏ガラスープで厚焼きたまご

【材料】2人分
たまご…2個
産直鶏ガラスープ…小さじ2 お湯…大さじ1
淡口しょうゆ…小さじ1/2 サラダ油…適量

【作り方】

  1. 鶏ガラスープをお湯で溶かし、しょうゆと混ぜる。
  2. たまごを割り、冷ました1と混ぜ合わせてたまご焼きを作る。

 

\これさえ覚えればOK!/

鶏ガラスープひとつで味決まる!!

  • 仕上げにごま油をたらせば、より本格中華の味わいに。

  • 空心菜とあさりの中華炒め

  • 具材があっさりしているなら、にんにくやしょうがのすりおろしを加えても。

  • 鶏手羽元とたっぷり「塩もみ白菜」の鍋

ほかにもあります! パルシステムの粉末・顆粒調味料

  • 和風だしの素かつお風味 6g×24

  • チキンブイヨン 6g×12

  • 国産ビーフのコンソメ(顆粒) 100g

\こぼれ話/

ブイヨンとコンソメの違いって…?
ブイヨンは洋風のだし汁。コンソメは、塩などで味を整えたスープです。コンソメはそのまま飲める、と覚えておくと良いですよ。