【 2024年4月号】 風の通り道にあるパルグリーンファーム 冬場の露地栽培の課題とは
冬場の露地栽培を支えているのは、畝(うね)に半円状の支柱を立てて、その上に防寒用のフィルムを被せる「トンネル栽培」です。2月の雪の日には苗をしっかり守ってくれていました。
ところがパルグリーンファームはちょうど風の通り道にあり、とくに冬は連日強風にさらされます。トンネルが頑張ってこらえていても、ふとしたタイミングで一気にフィルムが吹き上げられてしまうことがよくあります。支柱の間隔を狭めてみたり、フィルムを畑に固定するピンを長いものに替えてみたりと対策をしていますが、まだ決定的な解決策を見いだせていないのが現状です。
また、露地でのトンネル栽培はハウス栽培に比べると虫がつきやすく、寒暖差などの環境のバラつきが大きくなるため生育を揃えるのが難しいです。現在、育てているリーフレタスは生育具合に差はあるものの虫が出ている気配はなく、今のところ順調に育っています。
とはいえまだまだトンネル栽培には改良の余地がたくさんありそうです。改めてハウス栽培にはない露地栽培の難しさを痛感するとともに、次回のトンネル栽培ではどんなチャレンジをするのがよいか情報収集に励んでいます。
葉物野菜のレシピやパルグリーンファームの栽培の様子をご紹介しています。ぜひご覧ください。