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第19回 産直だより第35回生産者・消費者協議会 県別交流会

パルシステム千葉産直担当です!

「知ったらもっと好きになる!パルシステムの産直」を紹介します。今回は3月7日に開催した「第35回生産者・消費者協議会 県別交流会」の様子をレポートします♪

組合員と生産者で超えてく 未来へつなぐ産直

  • 「パルシステム生産者・消費者協議会」とはパルシステムに農畜産物を供給する生産者と消費者と生協が対等な立場でともに協議し、活動する場です。生産者と消費者双方の努力によって産直にかかわる課題や問題を解決し、ともに環境に配慮した農業を推進し、より安全・安心でおいしい食べ物を作るために活動しています。

  • 「県別交流会」はそんな生産者と消費者が集まり交流する場となっています。今年度はホテルグリーンタワー幕張で、4年ぶりに昼食付の交流会となり、41産地から生産者75名、組合員119名、役職員56名、総勢250名が参加しました。農産・畜産・鶏卵・加工事業・流通事業とさまざまな方が集まり、いろいろな角度からのお話を聞くことができました。

生産者の取り組みを知る

交流会の中では「ノーザンび~ふ協議会」の宮北牧場の宮北輝さんの講演がありました。パルシステムの「コア・フード牛」は輸入穀物飼料をいっさい使わず、自給飼料と食品副産物を活用しながら、牛の生理にあった育て方を実践しています。

  • さらに持続可能な生産をめざし、すべての部位を無駄なく組合員のもとへ届ける「予約登録制度」を採用、2021年にはサステナアワードでSDGs賞を受賞しました。

  • 安全・安心でよりおいしい牛肉を育成するための取り組みは、多くの人に認められています。会場でも宮北さんの熱い想い、高い志が消費者である私たちにひしひしと伝わってきました。

テーブルトーク

講座の後は同テーブルでのトークタイムです。各テーブルには生産者・組合員・職員が着席しており、質問や意見交換の時間です。組合員が農産物を育成するための各産地の努力や苦労を聞くのはもちろん、組合員からの要望や応援メッセージを生産者が直接聞くことができる貴重な時間です。多くのテーブルで話題になったのは近年の温暖化、肥料・飼料高騰による苦労や対策についてでした。

  • 各産地の取り組みや対応を直接聞くことができ、その身になって考えることができたと気づきました。何となく話題になって知識として知っていても、現場がどんな想いで、どんな対応をしているのかまで、なかなか考えることがありません。この県別交流会で多くの方の理解が深まったと思います。

  • 生産者からも組合員の声は大事なもので、青果と届く「メッセージカード」に励まされていると言います。今回のように直接話ができる機会はなかなかなく、生産物のこと・取り組みのこと・想いをもって生産していることを「知ってもらう」良い機会になったと喜ばれました。

  • 多くの方に、もっとテーブルトークの時間が欲しかったといわれるほど、どのテーブルでもお話が盛り上がり相互交流することができました。

産直ランチ

昼食は産地食材を使った「牛しゃぶ弁当」です。参加産地に食材を手配してもらって作った「産直ランチ」はおいしいと大好評でした。いろいろな産直産地のものが食べられてうれしい、同じテーブルの生産者さんの食材があって感動、どれもおいしい、と多くの声をいただきました。生産者の顔が見えることが、心豊かな食につながることを実感することができました。

未来へつなぐ産直

パルシステムには産地と食卓をつなぐ大切な役割があります。「つくる」と「食べる」がともに支え合う、お互いの信頼を築くのは「顔の見える関係」。笑顔でつながる県別交流会は、そんな関係を育むことができたと思います。

未来へつなぐのは、生産物だけでなく信頼関係もです。組合員から「私たち消費者も後継者を育てなければいけない。子どもや知り合いに産地の取り組みを伝え、良いものを買う後継者をいっしょにつくっていかなければならないと思いました」というお話がありました。現状のままだと、食べ物が10年後にはなくなってしまうかも…という不安もある中、自分たちの子ども・孫が生きる未来に向けて何ができるか、いっしょに考えることができる良い機会になったのではないでしょうか。

生産者からは「農地を守るのは生産者だけでなく、消費者がいるから守っていける」というお話がありました。生産するだけでなく、環境を配慮し、農地を守る。それは買ってくれる人がいなければできないこと。消費者が買うことで農地を守っているということをわかってほしい、との声に多くの組合員が頷いていました。

生産者だけでなく、消費者も後継者をつないで、これから先も続く「つくる人」と「食べる人」がともに支え合う関係。そんな未来が垣間見えた交流会になりました。

参加した生産者の声

  • 明るくざっくばらんに話ができたのが貴重でした。生産者を応援したいという気持ちが表れていて本当に感謝感謝でございます。ありがとうございました。

  • 組合員の方々の声を聞くいい機会をいただきありがとうございました。熱心な方が多く、たくさんの刺激をいただきました。今後ともよろしくお願いします。

  • 消費者、組合員、生産者の生の声が聞けて勉強になりました。

  • 他産地の取り組みや現状を知るこどができました。とても楽しい時間でした。ありがとうございました。

  • 食と健康の話や生産現場での課題、物流の話などを話せて有意義でした。またよろしくお願いします。

  • 交流の大切さ楽しさを改めて実感しました。

  • 苗、種についての疑問、廃棄しなくてはいけない野菜についての声・考えなど、どれもここでしか聞けない消費者の声を聞けて良かったです。ぜひこの交流会は継続していただきたいと思います。

  • いろいろな話ができて楽しかったです。今の難局を産直で乗り越えていきたいですね。食べること作ることの素晴らしさをいっしょに伝えていきましょう。

  • 農家の経営を心と経済で支えていただくのは、組合員の皆さまです。農家への応援よろしくお願いします。

参加した組合員の声

  • 皆さんとの対話がとても楽しかったです。今後特に同じテーブルの生産者の方が作られたものが配達されたら「あ!」と、とてもうれしくなりそうです。

  • 生産者も組合員もパルが好きなんだなと思いました。

  • それぞれの生産者のこだわりを知ることができました。お弁当もおいしく、自分の反省も含めて、楽しい時間を過ごすことができました。ありがとうございました。

  • 野菜の産地や鮮度などについてなど、あまり気にしていなかったけど気にしてみようと思いました。

  • 天候での苦労がよくわかりました。国産のものがもっと増えるように応援します。

  • 捨てていた食品の廃材を利用してエサにしていること、国産へのこだわりが感じられて感激しました。生産者の方々のがんばりや日々の苦労がわかり、大事に口にしないといけないなと思いました。とてもためになるお話をありがとうございました。

  • 温暖化、人材不足、安全・安心など、それぞれ生産者の方が工夫、対策をとっていることを知り、応援したく思っています。

  • パルシステムの方々も生産者の方々も、皆、素敵な方で、とても楽しいひと時を過ごすことができました。実際に産地に行き、自分の目で見てみたいと思いました。子どもといっしょに行かせていただきます。

  • いろいろな地域での試みや、若い方々のアイデアなど希望の持てるお話がたくさんあり、とてもうれしく思いました。

  • 組合員の皆さんが国産の安心できるものへの感謝を、生産者の皆さんに伝えられたらと思います。後継者不足だと聞きましたが、数年ぶりに参加した交流会には若い生産者さんが増えたと感じ、頼もしいと思いました。

  • 和やかに生産者と組合員の方々が話されることに、いろいろと考えさせられたり感銘を受けました。生産者の方の生産にいたる奥深い話を聞けて良かったと思います。

※産直だよりの感想やご意見をお待ちしております。   

産直・商品政策推進課 palchiba-kikaku@pal.or.jp

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