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【2024年度】パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 交付団体 vol.1「ぐるっと交換会」の活動を紹介します!

【事業名】子ども服の交換会

▼こうして助成金を活用しました!

交換会の会場で使用するラックやテーブル、イベント時にくつろげるマットレスなどの購入に使用します。

 

パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金
地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。

 

短期間でサイズアウトする子ども服と、衣料が抱える社会課題

子育てをしていて、子どもの成長が早くベビー服や幼児服が着られる期間が短いのに驚きました。サイズが合わなくなったけれどまだきれいな服は、子育ての思い出もあり、捨てるには惜しいものです。一方、婦人服関連の仕事をしてきた経験から、衣料廃棄や安価な衣服がもたらす環境問題や労働問題など、衣服が抱える課題に対して何かしらアクションをしたいと考えていました。

子ども服の交換会を軸に広がる子育て支援活動

  • コロナ禍で、近所に住む同世代の母親同士で支え合って子育てをしているうちに「子ども服の交換会、やってみるのはどうかな」と話題にしたところ、「やってみようよ」「面白そう」と盛り上がり、そのままの勢いで開催してみたことが活動の始まりです。

  • 船橋市内のカフェで、子ども服の交換会を開催しています。物々交換の要領で、参加者は子どもが着られなくなった服を持参し、その枚数分だけ必要な服を会場から持ち帰ることができます。

  • 服を地域の子どもたちでお下がりし合えば、もったいない服を減らせるというシンプルなアイデアから始まった交換会でしたが、ベテランママから新生児服の着せ方をアドバイスしてもらう新米ママ、交換会で会うたびにお互いの子どもの成長を喜び合うママ友など、だんだんママ同士のつながりが生まれています。

  • 服をきっかけに「子育て世代の交流の場」となる一方、絵本の読み聞かせや体操などのイベントも合わせて開催することで「親子で楽しめる場」にもなっています。さらにプレママ・プレパパ向けに本当に必要なベビー服についてアドバイスしたりするなど、子ども服の交換会を軸に多岐にわたる活動になっています。

在庫が増えがちな新生児服等は産婦人科病院などで「お譲り会」

  • 交換会は年4回開催していますが、お預かりする服の方が多く、とくに新生児~70サイズの小さな服は在庫が溜まってしまいます。そこで西船橋の産婦人科・山口病院で「お譲り会」を開催させていただき、交換会で集まった服を手に取りやすい価格で販売して、プレママへの認知を高めています。「お譲り会」は船橋市三咲のこども食堂・森の食堂で開催することもあります。

  • ママ友3名で始めた活動も、現在はスタッフ7名に加えボランティアも増えて賑やかになりました。毎回開催後に反省会を開き、運営の仕組みを見直し、ボランティア同士のコミュニケーションを図っています。今は開催するごとに運搬費などがかかり、参加者もタイミングが合わず参加できないことも…。子育て中の家族が多く集まる場で常設開催ができればと模索しています。

パルシステム千葉をご利用の皆さまへ

子育てを通して「食」に関心をもってパルシステムに加入した方も多いと思います。同じように「衣」にも興味をもっていただけるとうれしいです。季節の変わり目に子ども服を整理したり購入を検討したりするときに「交換会」という選択肢もぜひ加えてみてください。

お問い合わせ先

ぐるっと交換会

所在地:千葉県船橋市
ホームページ https://www.instagram.com/gurutto_koukankai/
メール tmr.kaori@gmail.com