「特定非営利活動法人 ハートキッズ・ジャパン」の活動を紹介します!
【事業名】先天性心疾患をもつ子どもと家族の支援事業
NPO法人の立ち上げ費用、ハートキッズ教室などのイベント開催準備費用、ホームページ開発・維持費に充てました。
生まれながらに心臓病をもつ子どもたちとその家族に“安心できる未来”を!
生まれながらの心臓病(先天性心疾患)は100の出生に1人の割合で起こります。医師、看護師、臨床工学技士などの医療従事者が中心となって、生まれながらに心臓病を持つ子どもたちとその家族をサポートするNPOを立ち上げました。
オーストラリアやニージーランドにも「ハートキッズ」があり、心臓病を持つ子どもたちを社会全体で見守る体制ができています。日本には患者会や心臓病の学会はありますが、市民が関わるシステムがありません。
これを機会に、市民にもサポートできることがあることを広めていきたいと思います。
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ハートキッズ教室
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小児病棟サンタクロース訪問
まずは多くの人に知ってもらいたい
私たちが最初に掲げる目標は、子どもの心臓病について多くの人に知ってもらうことです。
小中学生対象の「ハートキッズ教室」では海外のドクターと英語でのZoom中継や3D心臓ペーパークラフト、模擬心臓縫合体験で充実した時間を共有しました。
また、「先天性心疾患の心臓外科治療と医工学」をテーマに開催した「大人が楽しむ科学教室」には申し込みが殺到し、当日も参加者から熱心な質問が多数寄せられていました。
大人が楽しむ科学教室
難病「単心室症」の救命率をあげるために
段階的に複数回の手術が必要となる「単心室症」という難病の子どもの救命率を上げるために「ホームモニタリングプログラム」を日本で普及させる活動にも力を入れています。20年前にアメリカで始まったプログラムなのですが、手術退院後も自宅で酸素飽和度や体重、ミルクの量などを記録することにより合併症を早期発見しようとするもので、初回手術後の救命率が40%も改善しています。
日本では当団体が橋渡しとなって、今年中に名古屋の病院で導入される運びになっています。また、体重計やパルスオキシメーターなど患者のご家庭で必要な器具の提供を無償で行っています。
緒に就いたばかりの活動を軌道に乗せるために
ハートキッズジャパンの存在を一般市民に広く知ってもらうことが、当面の課題です。また事務局を立ち上げ維持していくために、市民のボランティアや寄付の協力をお願いしたいと思います。コロナ禍が収まったら、チャリティマラソンなどイベントを開催していきたいです。
同じ千葉市内に活動拠点をもつ団体で、出生前からの医療をサポートする「親子の未来を支える会」と交流があります。出生前検査で病気がわかった子どもは心臓病も持っていることが多く、連携してサポートする場合もあります。その他、千葉市内のNPOや活動団体とも連携を取っていきたいと思います。
千葉市科学フェスタに出展
ハートキッズ・ジャパンからのメッセージ
小中学生対象としたハートキッズ教室は大変好評で、2022年度も開催予定です。これからも子どもの心臓病について知ってもらう機会を作っていきますので、皆さまのご理解と活動へのご支援をお願いいたします。
パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。 |
お問合せ先
特定非営利活動法人 ハートキッズ・ジャパン
所在地:千葉市中央区中央二丁目5番1号千葉中央ツインビル2号館7階