【2022年度】パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 交付団体 vol.7「DOUなっつ」の活動を紹介します!
【事業名】子育てサークル オンライン化事業
▼こうして助成金を活用しました!
オンライン開催の導入に向けてパソコンやスピーカーなどの機材購入に充てました。
パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。 |
ドーナッツのように甘く丸いご縁を
子育てをしていて近所に子連れで行ける遊び場がなく、公園は天気の悪い日には利用できないので、いつでも親子で遊べる場所がほしいと思いました。地域推進委員の方に勧めらたこともあり、親子サークルを立ち上げることにしました。
「DOUなっつ」と名づけたのは、「お友だちと輪になって甘い笑顔あふれる甘い時間を過ごしてほしい、お友だちとの縁がドーナツのように丸くつながりますように」という想いからです。
時には揉めたり譲り合ったりしながら育つ場
毎月1回、パネルシアターを使った読み聞かせや工作を中心に、松戸市五香市民センターの和室で親子活動をしています。参加申し込みはLINEで受け付けています。ポイントカードを発行して、参加ごとにポイントを付与。貯まるとちょっとしたプレゼントがあります。普段は6~7組の親子が集まっていて、夏祭りやクリスマス会には参加希望者が多くなります。いろいろな年齢の子どもたちが、時には揉めたり譲り合ったりしながらコミュニケーションの練習をする場になっています。ママたちにとっても、子育てに関する情報や心配事などが気軽に話せる大事な居場所です。
栄養士と上級食育アドバイザーの資格を活かして
活動していく中で、子どもの食事の問題で悩んでいるママが多いことに気づき、食育教室も立ち上げました。お友だちといっしょに作る食事は楽しいものです。ふだん食べないものまでおいしく食べられたり、料理が上手にできたりすると、それは子どもたちにとって小さな成功体験になっています。
いっしょに作りあげる楽しさを学んで育つ
いつも活動しているメンバーは3人ですが、スタッフというくくりをあえて設けていません。参加しているママたちが、それぞれの得意分野でイベントの準備を手伝ってくれます。通常開催では、保育士の資格を持ったお母さんが見守りをしてくれて、とても心強いです。
イベントでは、参加した方たちに積極的に協力をしてもらっています。たとえばクリスマス会では、クリスマスツリーとオーナメントを用意して、来たお子さんたちに飾り付けてもらいます。5年間活動している間に幼稚園や小学校に入学したお子さんたちもいますが、その弟や妹が参加しています。卒業生たちもイベントの手伝いに来たり、食育教室で調理を楽しんだりしています。
1歳半の頃から母親の活動を見てきた我が子は小学1年生になり、イベントの飾り付けを手伝ったり、おもちゃなどの道具の配置に気を配ったりしてくれます。不慣れなお子さんに声がけするなど、子ども同士のコミュニケーションに欠かせない存在に成長しました。
コロナ渦では、オンライン企画を試みましたが、初参加の方が参加しづらいなど難しい面もありました。現在は、様子を見ながらイベントを開催していますが、人数制限やマスクができない小さいお子さんの参加を受けられないなどの制約があります。居場所を必要としている方に情報を届けられるように、近隣のスーパーにチラシを掲示していただくなど、こまめに発信していきたいと思います。
広がるご縁を大切に
食育教室は、PLA(パルシステム・ライフ・アシスタント)として「パルシステムのつどい」の講師をしたことがきっかけになり、立ち上げました。大きなイベントでは、自主活動グループの「広がる企画」として支援していただいています。また、助成を受けたことをきっかけに他団体の方たちとお話しする機会があり、連携した活動も考えています。
ひとりで必死に始めた活動も、パルシステムの職員の方々、「DOUなっつ」でできた仲間、組合員の仲間たちが支えてくださる活動になりました。これからも、親子の居場所と活動を通じてご縁がつながっていくように、コロナの感染状況を考慮しながら、会場での開催とオンラインでの開催を充実させていきます。
お問い合わせ先
「DOUなっつ」
所在地:千葉県松戸市