「フードバンクISS」の活動を紹介します!
【事業名】フードバンク活動遂行のための備品等の整備
▼こうして助成金を活用しました!
スタートアップ助成として事務所兼倉庫に必要な什器備品や、情報管理に欠かせないPCソフトの購入に充てました。
パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。 |
私たちの地域にもフードバンクを
印西(I)・白井(S)・栄(S)の市町にはこれまでフードバンクがありませんでした。その必要性を強く感じる人々の輪が広がるなかで、おおもりまちづくり会館内に活動拠点を確保できることになり、2021年12月に団体を設立しました。食品ロスの削減と生活困窮者や子ども食堂等への支援を通して、思いやり支え合える地域づくりに貢献することを目的としています。
1つ1つの志をていねいに繋いで
まだ活動が本格化する以前の3月のことです。印西市の篤志家から約4トンの米を「ひとり親家庭」に提供したいという申し出がありました。幸運なことに同市子育て支援課の協力を得て、対象家庭約にお米を配布するお手伝いをしながら、当団体の紹介チラシを同封し広報することができました。
4月から月2回でスタートしたフードパントリーでは、協力企業や団体及び個人の皆さまからご提供いただいた食料品を、ひとり親家庭、生活困窮世帯、子ども食堂、福祉活動団体、学生寮、ワークライフサポートセンターに無料配布しています。会場として、印西市市民活動支援センターをご提供いただいています。
4月~10月までの活動で約4,500㎏の寄付をいただき、4,300キロ以上はすでに配布を終えています。必要に応じて個別支援も行っているほか、業務用大型冷蔵庫を所有している会員がいる強みを活かし、野菜等の生鮮食品の支援も行っているのが特徴です。
9月からは月3回に増えましたが、こうした情報は、LINEやインスタグラム、Facebookで発信しています。3月にご案内できていたことが功を奏しているかたちです。
まだまだ課題はあるけれど
立ち上げの中心となったのは、市民活動団体「印西社協大森・永治支部」、「寺子屋&子ども食堂さくら」、「キャンドルナイトの会」のメンバーや個人です。他の活動も兼務していることが多く、フードバンク活動が順調に進み時間が増加するに従い、スタッフが不足気味になっています。今後はボランティア等を積極的に募集していき、活動をより充実したものにしていきたいと考えています。
また、現在は来るもの拒まずでフリーに利用いただいていますが、今後は利用者を登録制にして、単発の支援ではなく、継続的なフォローが可能なシステムにしていく予定です。
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活動拠点での袋詰め作業
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棚とコンテナで作業もしやすく
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パントリー会場
皆さまのご支援・ご協力をお願いいたします!
パルシステム千葉からのスタートアップ助成が得られたことで、事務所兼倉庫に必要な什器備品や、情報管理に欠かせないPCソフト等を備えることができました。たいへん感謝をしています。
組合員の皆さまには、今後ともフードバンク活動にご理解をいただきながら、フードバンクISSの活動を応援していただければ幸いです。