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【2022年度】パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金 交付団体 vol.4「南房総三芳・村のしろうと百姓塾」の活動を紹介します!

【事業名】南房総の里山の恵みの収穫&お楽しみ体験

▼こうして助成金を活用しました!

急な登り道にも耐えられるように、力のある積載量300kgの運搬車の購入費用の一部に充てました。

パルシステム千葉コミュニティ活動助成基金
地域の諸課題に市民事業・活動として取り組む団体を資金や広報の面で支援するために、パルシステム千葉が2001年度から設置しています。

山あそび体験のすすめ

もともとのきっかけは、当時の勤務先で知り合った白浜町の方たちでした。絵手紙でたけのこを描こうとしても、海辺の町に暮らしていると「自生しているたけのこを見たことがない」という話から、山あそびを体験してもらおうと思ったのでした。そうこうするうちに「たけのこ堀り」や「栗拾い」に来ては、バーベキューなどを楽しむようになり、今日に至っています。

耕作放棄により荒れた土地も、視点を変えれば豊かな自然環境です。里山に手を入れて保全することで自然の恵みがもたらされ、心身ともに健康で心豊かに過ごせる場所になっていきます。こうした楽しみをもっと多くの方たちに味わってほしい。子どものころ親の手伝いをして覚えた農作業や里山の仕事をいろいろな方たちに楽しんでもらえるようにと、仲間の協力を得て「村のしろうと百姓塾」を設立しました。

 

季節ごとに里山の恵みを楽しめる活動を家族で

「村のしろうと百姓塾」では、私の実家だった標高96mの里山でたけのこ掘り・梅もぎ・栗拾い・柿もぎ・こんにゃくづくりなど、季節ごとに里山の恵みを楽しめる活動をしています。南房総市「みよし交流館」での餅つきや、旧三芳村の施設「かあさんの味工場」での味噌づくりも好評です。

  • ついつい夢中になってしまう栗拾い

  • 夏はこれ!流しそうめん

毎年3月に募集して定員8家族。平均すると毎年2家族が入れ替わるような形で継続しています。パルシステム千葉のホームページで『自主活動グループ』を知り登録してからは会員募集が非常にしやすくなりました。梅もぎハイクなどのイベントでも、参加者募集の広報をしていただいています。今では千葉市、船橋市、東京など都市部からの参加者も増えてきました。

 

小学生が生き生きと活動していて、それを見ている親たちも笑顔になります。新型コロナウイルス対策で活動を自粛した時期もありましたが、屋外でのびのびと体を動かしたいという希望もあり、駐車場で手を消毒するなど感染対策をしながら少しずつ再開しました。野外活動ですので「都会で自粛生活を送るストレスを発散できてよかった」と喜ばれました。

何年も続けて参加している家族もいて、イベントは親戚や顔見知りが集まるような感覚です。里山保全は大変な作業ですが、楽しく取り組むことで協力者が増えてきます。

体を動かしたあとの食事は格別

地域の協力を得て、継続できる体制づくりを

南房総市滝田地区有志によりブルーベリー狩りの機会や季節の野菜等の提供をしていただいたり、空地を駐車場として利用させてもらっています。弓道会や生涯大学校の仲間も、普段の除草や農作業、イベントの手伝いをしてくれています。

山間の傾斜地の畑作は重労働ですので、若手後継者の育成が一番の課題です。活動17年目を迎え、なんとか20年間は続けたいと思います。館山市の地域おこし協力隊と連携して、維持発展できればと願っています。

現代のストレス過多時代には、森林セラピーが有効です。皆さんも自分や家族に合った「憩いの場所」「癒しの場所」を見つけておくことをお奨めします。

 

 

お問い合わせ先

南房総三芳・村のしろうと百姓塾

所在地:千葉県南房総市上滝田1681

メール hyakushou222@yahoo.co.jp

ホームページ http://www.awa.or.jp/home/hjyuku/