【 2023年2月号】生育が停滞する厳冬期を乗り切るために
この冬は例年よりも早く作物の凍結が見られました。もともと作物は寒くても生育しますが、寒くなりはじめの頃は、一時的に生育が停滞してしまうことがあります。そうなると生産量が落ちてしまい、安定生産に支障が出かねません。今季も12月上旬に生育が停滞し、再び生育するようになったのは12月末頃からでした。
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べか菜
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サニーレタス
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チンゲン菜
1月は日が昇るのが最も遅く、作物が凍結している時間も長いように感じられます。日の出が最も遅いのは冬至の日だと思いがちですが、実際にはそれより後になります(地球と太陽の位置関係でそうなるのだとか)。そのため安定供給が一番難しいのも1月で、12月までにある程度成長させたうえで、慎重に出荷品目を調整していきます。品薄になりがちな小松菜やべか菜は少しずつ小出しに、晩秋まきのレタス類や作り置きのできる人参を交えながら…といった具合にです。
暖かくなって生育に勢いが出るのは少し先になりますが『とれたて便』を安定供給できるように、今季もいろいろ試行錯誤しながら取り組んでいます!
畑ではにんじんも
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