第10回 産直だより『食の安全学習会 開催報告』
パルシステム千葉の産直担当です!
今回も『知ったらもっと好きになる』パルシステムの産直を紹介します。
今日紹介するのは「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」!
昨年から3回にわたって開催している学習会の様子を報告します。
第1回:初級編 ~あなたも、食選びの達人!!~
はじめに初級編として、食べ物を選ぶとき、食べるときに知っておいた方が良いことなどを学びました。
食をめぐる現状認識から最新テクノロジー、パルシステムの商品づくりの考え方、エシカル消費など幅広くお話しいただく中で、とくに共感を呼んでいたお話を一部ご紹介します。
日本人が大切にしてきた「食」の価値、四季の旬をいただく「和食文化」や「もったいない」の言葉に込められた食材への感謝の念など、忘れてはならない大事なものを改めて考えてみましょう。
自然や環境を大事にすることで安全で安心な作物が生産されることを知りましょう。
安価な「売り物」より安全な「食べ物」を選ぶということで私たち消費者が社会を変えていくことができます。
「食べ物」は生きていくためには無くてはならない、カラダや心をはぐくむ貴重なものです。「食べる」は「生きる」こと。生きるために必要な「食」を大切に選んで消費していきましょう。
参加者アンケートより
売り物でなく食べ物を買うということに目が開かれました。
パルシステムの食材の安全を再確認しました。
第2回:商品表示編 ~安全性や商品選択の指標~
私たちが食品を購入する際、参考にするのが商品表示です。商品表示には様々な情報が詰まっています。
賢い商品選びに欠かせない「表示の見方」や「表示の決まり事」などをお話しいただきました。
参加者には事前にサンプル食品として「お~い!さば缶」「国産米のソフトせんべいしお味」を送付して、商品表示を確認してから味を確かめてもらいました。シンプルな表示とは余分なものが添加されていないこと。小さな表の中にはたくさんの情報が隠されていることを教えてもらいました。
国産米のソフトせんべいと市販のせんべいの表示を見比べると、原材料の数から違います。ご自分の目で確認して、味の違いも確かめてみましょう。
参加者アンケートより
今まで何となく見ていた商品表示には、安全な商品かどうかを確かめる重要な役割があったということが、改めて分かりました。
表示の中に、メーカーにとって都合よく隠されている情報があることを知りました。
正直な材料を使うことが、味にも確かに表れることが分かりました。
改めて食の安全について考えるきっかけになりました。
この品質で、この価格で提供くださるパルさんはこれからもぜひ利用したいと思いました。
第3回:ゲノム編集 ~ゲノム編集食品って何?~
近頃、耳にすることも多くなった「ゲノム編集」について、天笠 啓祐(あまがさ けいすけ)さんを講師に迎え、わかりやすく説明していただきました。
ゲノム編集とは「狙った遺伝子を改変する技術」で、病気の治療などに期待されています。この技術を応用した「ゲノム編集食品」が開発されていますが、現行では表示義務はなく、知らないうちに食卓に並びかねない状況です。メリット・デメリットを理解したうえで消費者が選べるようになるといいですね。
パルシステムでは、必要な情報開示や表示の義務化を他団体と連携して政府や行政に求めていきます。
また、それにかかる安全性の審査及び、情報の公開などを求めていきます。
参加者アンケートより
- ゲノム編集の表示義務が無い、ということが一番怖くて何を頼りにしたら良いのだろう、選ぶ基準もないのかと怖くなりました。
- 植物や動物を人間の好き勝手に、人間の都合の良いように変えてしまう事がすごく怖いと思いました。皆で安全な食品を訴えていきたいです。
私の選ぶで未来は変わる
普段購入している食材や日用品が、どのように作られ、どうやって届けられたのか。その過程で起こった環境や社会への影響を考えて、商品を選ぶこと。それがパルシステムで進めている『エシカル消費』です。
私たちの消費の後ろにあるたくさんのつながりを知って【選ぶ】こと、商品の価値を知って選ぶことで、よりよい未来を残したいと考えます。
食べる人は作る人の身になって選んでほしい。作る人は食べる人の身になって作ってほしい。「つくる」と「食べる」をつなぐ食の環境を一緒に考えていきましょう!
食品の価値、食品の裏側を知るために、パルシステム千葉では今後も「Zoomで学ぼう!わたしのたべもの」として、様々なテーマで開催します。
※産直だよりの感想やご意見もお待ちしております。 産直交流課:palchiba-kikaku@pal.or.jp