第7回 産直だより『公開確認会 士別農園』
パルシステム千葉の産直担当です!「知ったらもっと好きになる」パルシステムの産直を紹介します。
秋も深まってきましたね。温かいものがおいしく感じる季節になりました。冬に向けて、きのこや白菜、ねぎ、葉物野菜など鍋料理に活躍する野菜もどんどん旬を迎えます。そして、冷たい風にあたると、ホクホクしたものが食べたくなりませんか?
収穫後のさつまいもやかぼちゃの甘みが増す時期です。芋類やかぼちゃは収穫してからしばらく置くことで甘さが引き出されるのです。収穫してすぐはでんぷんが多いのですが、時間とともに熟成して糖分に変わっていきます。でんぷんの多い野菜は水分量が少ないので、加熱調理に向いています。焼いて、炒めて、蒸して、揚げてと調理方法次第でいろいろな食感が楽しめます。さつまいもやかぼちゃはよくスイーツにも使われています。
今が旬の野菜をたくさん食べてくださいね。
公開確認会
かぼちゃの生産量日本一の北海道!北海道にはたくさんの産直産地があり、かぼちゃの他にも玉ねぎ、じゃがいもなど多くの青果、コア・フード牛、こんせん牛乳など、パルシステムでおなじみのものがたくさんあります。北海道の産地のひとつ「士別農園」では9月から玉ねぎの収穫、かぼちゃの収穫、稲刈りと収穫ラッシュでした。今の時期に届く、玉ねぎ・かぼちゃ・じゃがいもなどには北海道の産地からのものが多くありますね。
昨年度の公開確認会は士別農園の「エコ・玉ねぎ」を監査品目に行いました。公開確認会とは消費者である組合員が産地を訪れ、自分の目で生産現場を確認できるパルシステム独自のシステムです。「自分たちの食べているものがどんな所でどんな風に作られたのか知りたい」という組合員の声から始まりました。
参加した私は初めての北海道だったのですが、降り立ってまず驚いたのが畑の広さです!千葉で見かける畑の何倍あるでしょう…。一回り歩くだけでいい運動になりそうです。広大な畑で使用する農業機械も大きく、広い畑を効率よく作業できるものでした。中にはGPSを使って無人で動くものもありました。そのような広大な土地でありながら、監査品目である「エコ・玉ねぎ」の畑での草取りは手作業で行われていました。畝間の雑草取りも人力です!収穫した玉ねぎは見上げるほどの量になります。その玉ねぎの1つ1つの選別作業、箱詰めも手作業で行われていました!安全・安心なおいしい玉ねぎのための多大な労力に、ただただ頭が下がります。大切に栽培しているエコ・玉ねぎにはおいしさだけでない、士別農園の熱い想いも詰まっています。組合員自らが目で、肌で、北海道を感じ、士別農園の想いを受け止め、取り組みを確認しました。広大な畑でのエコ・チャレンジ栽培には想像以上のご苦労があります。「子どもたちが安心して食べられる物」「食べる人の身になって作ること」をモットーとしている士別農園をぜひ皆さんに知っていただきたいです!
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コンテナの大きさもケタ違いです
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見渡す限り畑で、北海道の広さを実感しました
士別農園の生産物
士別農園では玉ねぎの他に、じゃがいも、かぼちゃ、お米(おぼろづき)などを栽培しています。パルシステム千葉独自商品で好評の「しべつみそ」の販売は11月2回から翌年4月までの限定販売となります。pal’sⅮiningをチェックしてくださいね。
産地交流再開
パルシステム千葉では11月から交流を再開しました。
収穫体験を取り入れた企画も、感染防止対策を徹底した上で、パルグリーンファームでのさつまいも収穫体験を開催しました。久々に青空の下で組合員と顔を合わせての収穫を行いました。人数の制限や昼食提供の中止など、今までとは少し違っていましたが、やはり収穫体験は貴重ですね。泥んこになりながら笑顔があふれていました。
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大きいのがとれたよ!
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ハートの形のおイモみつけた!
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里芋の収穫も楽しい♪
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家族ごとに距離をとって収穫しました
リモートなどを活用した【新しいカタチ】での産直交流も順次開催します!来たる11月25日(水)には士別農園の古市さんと中継をつなげて、「産直リモート交流」を開催します。
毎年開催している「産直講座士別農園~北の大地ごはん~」が今年度はカタチを変えてリモート版での開催となります。北海道士別市の今の様子や「しべつみそ」のみそ蔵など普段見ることができないところを見せていただきます。甘みが増しているかぼちゃのおいしい食べ方も紹介しますよ。開催の様子は次号で報告しますね。
開催が決まったものは広報紙・ホームページでご案内します。ぜひ参加して産地を身近に感じてください!
煮崩れしないかぼちゃの煮物
材料
- かぼちゃ 800g
- 水 1カップ
- 砂糖 大さじ3
- しょうゆ 大さじ3
- サラダ油 小さじ1
作り方
- かぼちゃを3cm角くらいに切り、鍋に並べサラダ油をかける。
- 調味料と水をあわせて火にかける。
- 中火~弱火で15~20分くらい水分が少し残る程度に煮る。
(※最後はふたを取って煮ると崩れない)
産地の女性部より教えていただきました!サラダ油をかけるなんて、目からうろこでした。ぜひお試しください!